人の心に突き刺さるアート

絵も文字もメッセージも、すべてを強烈なアートに圧縮してしまうディア・レインドロップの魅力については、ことばで表現するのはちょっと無理かも。保育園のおもちゃ箱を全部ひっくり返したら、きっとこういうカラーになるでしょうという感じ。明るく夢のある、そしてどこかくらい影も漂う、そんな子どもたちの好きな夢物語の色使いが、何とも興奮を引き起こしてくれるのです。

かわいい罪のないイメージが色とりどりで並んでいるかと思えば、ぞっとするようなオブジェがおどろおどろしくも何かを語りかけてくる。するとまた別のコーナーでは、ディア・レインドロップのメンバーの一人が自分の中にあることばを書き出して、それを絵として壁に打ち付ける。標識までが打ち付けられる対象になっています。

人の心、観る人の心にグイグイと刺さってくるような打ち付け方で、世の常識をごちゃ混ぜ絵の具を使って塗りつぶしていきます。そんなディア・レインドロップのアートは、現代世界のまっただ中から炎を吹き出し続けています。